「power design project 2024 専用すぎる腕時計展」のご案内 かくれんぼ専用腕時計とは一体…??

専用すぎる腕時計展

「専用すぎる腕時計展」


セイコーは140年を超える歴史の中で、ダイバーズウオッチや競技専用ストップウオッチ、鉄道時計など、さまざまな専用デザインの時計を世に送り出してきました。


今回の展示会に向けて、デザイナー達に与えられたテーマは、セイコーのヘリテージである「専用腕時計」の新しい提案。この一見、広がりの難しそうなテーマに、デザイナーたちは頭を抱えつつ、真剣に可能性を探りました。


そこから紡ぎ出されたのは、各々が愛してやまないモノ、突き詰めたいと思うモノやコトといったモチーフ。それらを不必要なほどに突き詰め挑戦した結果が形となった、7つのストーリーを持つ「専用すぎる腕時計」を提案します。


その道の専門家も唸る、愛や拘りが込められた腕時計たち。それぞれが独自のストーリーを持ち、個性に満ちています。


ぜひ本展示会へお越しいただき、実際に手に取り、そのデザインの可能性や情熱を感じてみてください。

イベント詳細

会期:

2024年1月19日(金)~3月31日(日)11:00-20:00

※入場は19:45 まで 会期中無休


場所:

Seiko Seed 東京都渋谷区神宮前 1-14-30 WITH HARAJUKU 1F

https://www.seiko-seed.com


入場料:無料

かくれんぼ専用腕時計『プロフェッショナルなマインドで本気で遊ぶ。』

かくれんぼ。それは「浪漫」である。これさえあれば鬼はたちまち主役となり、ルールを守る立ち振る舞いは、誰もが認めるヒーローに相応しいものになるであろう。

かくれんぼ腕時計

パタンナー専用腕時計『創作意欲にやさしく寄り添う。』

モノ作りにおける大切なポイントは、気持ちを高めること。


腕時計は時刻を知らせる機能を果たしながら、身に着けることで気持ちに作用する最も身近な道具。腕時計のこの特性を創作のシーンに結び付けることで、新たな価値を生み出せないかと考えた。


着目したのは、服づくりの現場。腕に乗るピンクッションのぷっくりとした佇まいや、針を抜き差しする動作をヒントに、私自身も気持ちをワクワクさせながら制作にのめり込んでいった。

パタンナー専用腕時計

すき焼き専用腕時計『最高のすき焼きを求める者達へ。』

「すき焼き」。それは150年以上前、文明開化の時期に国民に広がり、伝統を守りつつも幾多の先人たちにより進化を遂げた料理である。すき焼きには究極のレシピが存在する。


まず、すき焼きと誠実に向き合うためには一人で食すのが好ましい。具材も変にアレンジを加えずオーソドックスなものが良い。食材にはそれぞれ最高の食べごろがある。誰もが最高においしい「すき焼き」を味わうには?


「すき焼き」への深い愛を抱きながら、この料理のためにできることとは?たどり着いた答えは、とことん美味しいすき焼きを作るためだけのアイテムを開発することであった。

すき焼き専用腕時計

パンダ好き専用腕時計『白黒が欲しいんじゃない、パンダが欲しい。』

日本文化には「見立て」と呼ばれる手法がある。京都の「枯山水」などがそうだ。砂や植物、岩などを山や川になぞらえ、風情を楽しむ。時計世界においても、見立てにより独自の呼称がつけられることしばしば。


たとえば、白と黒で構成されたデザインの時計を「パンダ」と呼ぶ。ある時デザイナーは、動物のパンダが大好きな息子に“パンダと呼ばれる時計”を見せ、「パンダだよ」と伝えた。彼はそれを「とけい」と呼んだ。


デザイナーは一瞬頭が混乱すると同時に、その純粋な心に驚かされた。彼の中ではただの「白黒の時計」であったのだ。デザイナーは考えた。「パンダ好きにとっては、何がパンダなのだろう」と・・。


デザイナーは白黒の動物が持つ不思議な魅力の虜(とりこ)になった。そして、実際のパンダが持つ、あの愛くるしい出で立ち、ぬいぐるみのごとき姿を、真のパンダウオッチとして表現したいという想いに駆り立てられていた。

パンダ好き専用腕時計