ライフスタイルツールとして進化する 「セイコー プロスペックス」

SBEJ021
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<セイコー プロスペックス>より、メカニカルダイバーズ1968ヘリテージGMT機能を搭載した、海底に差し込む光をイメージしたニュアンスのあるブルーグレー色のダイヤルに、ゴールドのGMT針が輝く、限られた流通でしか手に入らないスペシャルカラーのモデルが登場。


2024年11月9日(土)より発売いたします。

伝統と進化が融合した、セイコーの新たなダイバーズウォッチ

1965年に国産初のダイバーズウオッチを発表したセイコーは、長年ダイバーズウォッチのリーディングカンパニーとして歴史を重ねてきた。


その技術をベースに、現代のニーズに即した感性的魅力を加えたのが「セイコー プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」。


あらゆるシーンに対応するタフウオッチは、誰もが満足できる時計といえるだろう。

機能的なツールウオッチが、 華やぎのある腕時計になった理由

SBEJ011 SBEJ021 SBEJ009
「セイコー プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」のレギュラーモデルはこの3つ。左から、深いグリーンが特徴の「SBEJ009」、ブルーグレーの新色モデル「SBEJ021」、そして定番のブラックモデル「SBEJ011」

ダイバーズウオッチは、潜水計器として生まれたツールウオッチである。そのため機能的に設計される一方で、細部の仕上げなどはあえて武骨に徹し、プロフェッショナルの道具としての役割に徹していた。


しかし1990年に、セイコーが世界初の腕時計型ダイビングコンピューターを発表したことで、ダイバーズウオッチは”道具としての役割“を終えることになる。しかしそれでもダイバーズウオッチが消え去らなかったのは、防水性と視認性に優れるという”腕時計の理想形“であったから。むしろダイバーズウオッチはその優れたスペックを生かしながら、現代の腕時計に求められるニーズに合わせて進化を遂げている。


ダイバーズウオッチの現代的な進化は、「1968 ヘリテージ GMT」に表れている。


この時計は1968年に誕生した世界初のハイビート式ダイバーズウオッチ「Ref.6159」のスタイルを継承しており、角型と丸形のインデックスで視認性を高め、手首への不快な干渉やロープなどが絡みにくいようにりゅうずは4時位置にセット。しかしケースを立体的にデザインし、斜面にポリッシュ仕上げを施すことでキラッと光らせ、アクセサリーとしての魅力も加えている。またカラーダイヤルやセラミックスベゼルも特徴となる。


「1968 ヘリテージ GMT」は、機能的な価値と感性的な価値が両立しており、さまざまなライフスタイルと融合する理想的なオールマイティウオッチといえるだろう。

ディテールから見えてくる、 現代に求められる時計の条件

機能的な価値と感性的な価値を両立させる上で最も有効な手段は、ダイバーズウオッチの必須要素である「逆回転防止ベゼル」を進化させること。潜水経過時間を知るための機能的な機構だが、「1968 ヘリテージ GMT」では、ベゼルのトップ素材にセラミックを採用。セラミックは耐傷性に優れる機能素材だが、発色のバリエーションが広く、またポリッシュ仕上げを行うと深い光沢が生まれ、高級感を演出できるのだ。

セイコープロスペックス SBEJ021
耐傷性に優れた機能素材でありながら、艶やかな光沢感が評価され、高級時計に用いられることが多いセラミック。ベゼルが美しく輝き、タフなのにエレガントな雰囲気に。

「GMT機能」も、現代的な進化だ。そもそも本来のダイバーズウオッチは、水中で第二時間帯を知る必要はない。しかしタフなダイバーズウオッチは、アクティブな旅の時計としても効果を発揮するので、旅先で便利に使えるGMT機能が加わるのは嬉しいことだ。

セイコープロスペックス SBEJ021
第二時間帯を表示するGMT針。機能的であるだけでなく、針の色を変えればダイヤル上のアクセントになる。このモデルではGMT針は金色にしている。

腕時計は身体と密接な関係にあるので、着用感を高める「ブレスレット」にも注目したい。「セイコー プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」では、新たに開発された3連ブレスレットを装着。重量感もあるため、腕乗りも良く、いい時計を着けているなという実感がわくだろう。

セイコープロスペックス SBEJ021
しっかりとした重量感もある新型ブレスレット。タフだが肌あたりもよく、丁寧な仕上げをしていることがわかる。

見えない部分だが、搭載される自社製ムーブメントCal.6R54も現代的なスペックを備える。特徴は約72時間のロングパワーリザーブで、これは金曜夜に帰宅して時計を外しても、月曜日に朝までしっかり動き続けているということであり、シーンに合わせて複数の時計を使い分ける現代的なニーズとも合致する。

Cal.6R54
搭載するのはセイコーの自社製ムーブメント、Cal.6R54。約72時間のロングパワーリザーブを実現し、実用性に優れる。

機能的な価値×感性的な価値で あらゆるシーンに馴染む時計に

「セイコー プロスペックス メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」は、ケース径が42mmでケース厚が12.9mm。200m空気潜水用防水を備えるダイバーズウオッチであることを考えると、かなりコンパクトにまとめているといえる。そのため腕元で悪目立ちすることはなく、あらゆるシーンで活躍してくれるだろう。


ダイヤルカラーは3種。定番はブラックでトレンド感のあるグリーンも人気だが、今期は新色として、海底に差し込む光をイメージしたブルーグレー色のモデル「SBEJ021」も誕生した。

SBEJ021
海底に差し込む光をイメージしたブルーグレー色のモデル「SBEJ021」

ブルーはダイバーズウオッチの定番色だが、ややトーンを落とすことでシックな雰囲気にまとめ、ゴールドのGMT針を指し色として効かせた。そしてブラックセラミックスのベゼルで、全体を引き締める。


ダイバーズウオッチという特性上、カジュアルなスタイルとの相性は良好。42mm径という程よいサイズ感は、薄手のニットの袖口とも干渉しない。気持ちよく晴れた休日に、海へのドライブなんてシーンにピッタリである。

セイコープロスペックス SBEJ021
薄手のニットと合わせて、軽やかな腕元を演出。ケースのポリッシュ面やベゼルがキラッと輝く姿も満足感につながる。

もちろんこの高級感やブルーグレーの色合いは、ビジネス周りの小物とも相性がよいので、仕事の相棒としても活躍してくれるだろう。つねに前向きに進んでいきたいと考えるビジネスマンの自己表現として使って欲しい時計だ。

セイコープロスペックス SBEJ021
モノトーン系が多いビジネスシーンでは、このブルーグレーのさりげない色味がアクセントになってくれるのだ。

メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT

◎SBEJ021は、以下の場所にてご購入いただけます。

取材・文 / Report & text:篠田 哲生 / Tetsuo Shinoda

写真 / Photo:江藤 義典 / Yoshinori Eto