都市生活者の日常を彩る、 本格派ダイバーズウオッチ

多くの潜水士や冒険家から愛されてきたセイコーのダイバーズウオッチの、歴史と伝統を継承するタフウオッチ「セイコー プロスペックス」。
その性能とデザインで人気を集めるが、近年はその役割を広げつつある。
現代的に進化する「セイコー プロスペックス」
1950年代に潜水士のための計器として生まれたダイバーズウオッチは、堅牢なケースとシンプルで読みやすいダイヤルデザイン、そして高い精度が要求された。そのタフな時計は多くのプロフェッショナルたちから愛されてきたが、セイコーが1990年に発表した世界初の腕時計型ダイビングコンピューターを契機に、ダイバーズウオッチはハイテク化が進行していく。
その時点で“計器”としてのダイバーズウオッチは役割を終えたわけだが、頑丈で防水性が高くて時刻を読みやすいという要素は腕時計の理想形でもある。そのためセイコー プロスペックスは、スペックや機能的なデザインは残したまま、より幅広いライフスタイルに寄り添う時計へと進化し始める。
とりわけ、1965年に誕生した国産初のダイバーズウオッチのデザインを継承する「マリンマスター ダイバーズ 1965 ヘリテージ」は、ダイヤルの機能美デザインや39.5mm径(ラグを含まず)というやや小ぶりなケースサイズのおかげで、カジュアルなOFFシーンはもちろんのこと、ONのビジネスシーンとも好相性だ。
数あるラインアップの中でも、ダイヤルカラーで楽しむなら「SJE117JC」に注目だ。打ち寄せる波を現代的に表現したホリゾンタルパターンを、淡く上品なライトグリーンの色合いで表現した。存在感はあるが悪い目立ちしないので、ちょうどよいアクセントとなってくれるだろう。
また200m空気潜水用防水の本格スペックながら、シースルーバックを採用。防水性能を犠牲にすることなく、振動するCal.6L37の姿を鑑賞できるようになった。またボックス型のケースの厚みを12.3mmにおさえているため腕馴染みも良好。面と面で構成されるシャープな造形美やゆがみのない美しいポリッシュ仕上げも見どころとなる。
こういったディテールは、ツールウオッチとしてのダイバーズウオッチには過剰な演出だろう。しかし充実したライフスタイルを送るための時計と考えれば必要なこと。「SJE117JC」は都市生活者の日常に馴染む時計なのだ。



ビジネスシーンにも、リラックスした休日にも馴染む「SJE117JC」
絶妙なサイズ感と美しいダイヤルをもつ「SJE117JC」は、毎日を豊かにしてくれる時計だ。39.5mm径(ラグを含まず)というケースサイズはメンズウオッチとしても小ぶりなサイズであるため腕にすっと馴染み、ボックス型のサファイアガラスを含めた12.3mmというケース厚もスリムに見える。
ボリューム感をおさえることで本格派のダイバーズウオッチでありながら洗練さが加わり、1965年製モデルをベースとする端正なデザインやライトグリーンのダイヤルも腕元に華やぎを加えてくれる。
セイコーのタフウオッチの歴史を感じながら、「SJE117JC」を日常使いの時計として楽しむ。それはちょっとした贅沢なのかもしれない。
ON/ビジネススタイルの腕元を飾る

OFF/休日の朝は、この時計と始まる

ON/タフな時計は出張にも役立つ

OFF/夜のリラックスタイムを楽しむ


取材・文 / Report & text:篠田 哲生 / Tetsuo Shinoda
写真 / Photo:江藤 義典 / Yoshinori Eto
セイコー プロスペックス
マリンマスター ダイバーズ 1965 ヘリテージ
◎「SJE117JC」は国内ではセイコーオンラインストアのみでご購入いただけます。
◎「SBEN009」、「SBEN007」はセイコーウオッチサロンにてご購入いただけます。